#34 所有構文「ある」「持っている」「している」の違いを考察する


本考察の目的

このHPの掲示板に寄せられた疑問をきっかけに「所有」を表す表現がどの名詞に使われるのかを考察してみることにした。
口語に限れば、日本語では「所有」を表す代表的な構文として次の3つが考えられる。

(1)「〜(ニ)ハ ◯◯ガ ある
(2)「   〜ハ ◯◯ヲ 持っている
(3)「   〜ハ ◯◯ヲ している

すぐに思いつくことは英語では"have"という動詞がかなり広い概念を持ち、様々な名詞とともに使われるのに対して日本語では上の3つの構文がある程度使い分けられているのではないかということである。その使い分けは所有物に相当する名詞(句)の性質によると考えられる。そこで、これらの構文がどのように使い分けられているのかを観察し、所有物の名詞をいくつかに分類することを試みる。さらに、この3つの所有構文の基本的概念を明らかにする



☆所有物の分類にあたって

本考察は出来るだけ例外がでないような形で所有物の名詞を分類することを試みた。
しかし、まったく例外がないものを作り上げることは非常に困難な作業であるし、それが可能であるかもわからない。どのような基準によって分類が行われたかは以下で解説することになるが、全体としては「所有」という概念を言語化する時に「所有物」を日本人がどのようにみるかという点(認知的な視点)が根底にあることは間違いないと思われる。

本考察では人を所有者とする場合を取り上げ、所有物をまず大きく<分離可能>かどうかという視点で(X)と(Y)の二つに分ける。<分離可能>ということは見方を変えれば<一時的な所有>ということである。<比較的容易に移動、消滅するもの>であるとも言える。

(X)<分離不可能>(=非一時的な所有)はさらに<体の部分><属性>の2つに分類した。
また、(A)<共通レベル>の語か(B)<非共通レベル>の語であるかという視点も重要であると思われる。<共通レベル>の語とは人なら共通して備わっているものであり、体の基本的な部分や属性を構成するものである。一方、人によってあったりなかったりするものはその人を特徴付ける部分であり、それを<非共通レベル>とする。後者は名詞の性質によってさらに、(ア)<修飾語+共通レベル>の語と、(イ)<特定レベル>の語の2つに分類することに意義があると思われる。

また<属性>においては<表出する属性>かどうかという視点も重要であると思われる。<表出する属性>とは属性のうちそれがある特徴として外に現れるもので、外部から観察することによって見てとれるものである。

一方(Y)<分離可能>(=一時的な所有)は<具体的なモノ><抽象的なモノ><コト>の3つに分類した。モノにおいてはさらに下位分類が必要であると思われるが、それがどのような視点でなされるのかはっきり分からない部分があるため分類項目をたてていない。

ところで『人間関係』を表す語がどちらに分類されるべきかは判断が分かれるところであるが、ここでは両者の中間に位置するとしておく。

以上をまとめると大きく2類6種(XとY、1〜6)、そして下位分類としてAとB、アとイに分類した。これ以下の分類は今回は深く立ち入らないが参考としてアルファベットの小文字で分けている。



所有物の分類一覧と単語

X<分離不可能>(=非一時的な所有)

X−1<体の部分>
X−1−A<共通レベル>{ 頭、顔、口、鼻、目、耳、手、足、髪、指、爪、骨、など}
X−1−B<非共通レベル>
X−1−B−ア<修飾語+共通レベル>{ 大きい頭、きれいな目、細い足、長い髪、鋭い爪、など}
X−1−B−イ<特定レベル>{髭、ほくろ、あざ、しわ、しみ、産毛、など}

X−2<属性>
X−2−1<表出する属性>
X−2−1−A<共通レベル>{ 特徴 }
      a外面{ 体型、体つき、顔つき、など}
      b内面{ 性格 }
         { 人格 }
         { 体質 }
      c印象{ 雰囲気 }
      d量 { 身長、体重 }
X−2−1−B<非共通レベル>
X−2−1−B−ア<修飾語+共通レベル>
      a{ 丸い体型、やくざのような顔つき、など}
      b{ 明るい性格、怒りっぽい性格、など}
       { 素晴しい人格、立派な人格、など}
         { 強い体質、弱い体質、病気になりやすい体質、など }
      c{ 冷たい雰囲気、やさしそうな雰囲気、など}
      d{ 高い身長、軽い体重、など }
X−2−1−B−イ<特定レベル>
      a{ 八頭身、下ぶくれ、など }
      b{ 個性、など }
       { アレルギー、など } 
      c{ 風格、気品、貫祿、魅力、気骨、など}
     a−c{ ◯◯トコロ }

X−2−2<内在する属性>
X−2−2−A<共通レベル>
         a{ 力 /体力、腕力、脚力、握力、パンチ力、ジャンプ力、持久力、瞬発力など}
         b{ 能力/ 学力、精神力、集中力、忍耐力、など }
         c{ 知識 }
         d{ 経験 }
X−2−2−B<非共通レベル>
X−2−2−B−ア<修飾語+共通レベル>
       a{ すごい力、並外れた持久力、など}
       b{ すごい能力、不思議な能力、◯◯する能力 、など}
       c{ 深い知識、幅広い知識、専門的な知識 、など}
       d{ すごい経験、不思議な経験、◯◯した経験 、など}
X−2−2−B−イ<特定レベル>
        { 超能力、 教養、など}

X/Y(中間)

X/Y−3<人間関係>
     { 家族/両親、父、母、息子、娘、兄弟、姉妹、子、赤ちゃん、など}

Y<分離可能>(=一時的な所有)

Y−4<具体的なモノ>    
Y−4−1{ お金、ペン、傘、車、電話、部屋、など}
Y−4−2{ 土地、畑、田、山、など}
     { 学校、会社、アパート、など}

Y−5<抽象的なモノ>
Y−5−1{ 権利、権限、意見、考え、意志、気持ち、夢、希望、など}
Y−5−2{ 義務、責任、約束、思い、心配、秘密、質問、話、など}

Y−6<コト>
     { するコト、話すコト、書くコト、〜したいコト、など}



3つの構文の使われ方

記号の見方(凡例)
『〜*〜* ◯ある/?持っている/×している』
『〜*〜* ※ある/△持っている/×している』
*はそれぞれの構文に現れる助詞を代表している。「(ニ)ハ/ハ」または「ガ/ヲ」である。
◯△?×はそれぞれの適格性を示している。
◯自然、△単語によっては自然、?かなり不自然さがある ×不可
※はある特別な文脈において成立することを示している。
 

X<分離不可能>(=非一時的な所有)
X−1<体の部分>
X−1−A<基本レベル>     →『〜*〜* ※ある/ ※持っている/×している』
X−1−B<非基本レベル>
X−1−B−ア<修飾語+基本>  →『〜*〜* ※ある/ ※持っている/◯している
X−1−B−イ<特殊レベル>   →『〜*〜* ◯ある/ ×持っている/×している』

X−2<属性>
X−2−1<表出する属性>
X−2−1−A<基本レベル>   →『〜*〜*?※ある/?※持っている/×している』
X−2−1−B<非基本レベル>
X−2−1−B−ア<修飾語+基本>→『〜*〜*?※ある/?※持っている/◯している
X−2−1−B−イ<特定レベル> →『〜*〜* ◯ある/ △持っている/×している』

X−2−2<内在する属性>
X−2−2−A<基本レベル>   →『〜*〜* ◯ある/ △持っている/×している』
X−2−2−B<非基本レベル>
X−2−2−B−ア<修飾語+基本>→『〜*〜* ◯ある/ ◯持っている/×している』
X−2−2−B−イ<特定レベル> →『〜*〜* ◯ある/ ◯持っている/×している』

X−Y(中間)
X/Y−3<人間関係>      →『〜*〜* ◯ある/ ×持っている/×している』

Y<分離可能>(=一時的な所有)
Y−4<具体的なモノ>    
Y−4−1            →『〜*〜* ◯ある/ ◯持っている/×している』
Y−4−2            →『〜*〜* ※ある/ ◯持っている/×している』

Y−5<抽象的なモノ>
Y−5−1            →『〜*〜* ◯ある/ ◯持っている/×している』
Y−5−2            →『〜*〜* ◯ある/ ?持っている/×している』

Y−6<コト>          →『〜*〜* ◯ある/ ×持っている/×している』



解説&考察

☆3つの文型の分布と分類の意義

本考察の分類の意義を3つの文型の分布から考えると、次の(1)〜(7)のことが言える。
 
(1)XとYの分類
所有物の在り方として基本的な分類としての意義があるだけでなく、「している」が使えるか使えないかでも意義があると思われる。


★X:「している」が使える
 Y:「している」が使えない

 
(2)A<基本レベル>とB<非基本レベル>の分類と<特定レベル>の分類
「している」が使える場合が<修飾語+基本レベル>であることから重要であると思われる。これは<「している」と「ある」が相補分布をなしている>と言える。この傾向はX−1では顕著で、X−2−1<表出する属性>でも認められる。


★<非基本レベル>においては
 <修飾語+基本レベル>:「している」のみ使える
 <特定レベル>    :「ある」のみ使える

注1:X−2−1−B−イ<特定レベル>において、「ある」でもaのグループは使えない。
   また「持っている」もaは使えないが、bは使える。
   cの場合には単語によって自然さが異なるようである。
   「◯風格」「◯魅力」「?気品」「?貫祿」「?気骨」
   dの場合には使えるようである。
   「やさしいトコロを持っている」など

注2:X−2−1−B−アにおいて、単語によっては「している」が使えないものがある。
   abは使えそうだが、cdは使えないだろう。
   ◯「丸い体型をしている」
   ◯「明るい性格をしている」
   ◯「弱い体質をしている」
   ×「冷たい雰囲気をしている」
   ×「高い身長をしている」
 
 
(3)A<基本レベル>とB<非基本レベル>の分類と「※」の解釈
<基本レベル>の単語は特定の個人を所有者にする構文では”語用論的な解釈”を受ける
 つまり、特定の文脈によって『特別な意味が生じる』ということである。


★第一に『普通より〜である』こと
 第二に『特別な〜がある』こと→『それが武器になる』
 第三に『〜があるのだから・・・はずだ/べきだ』ということを意味する

  例:『彼は足がある』→(意味)『彼は足が人よりも早い』
    『彼は身長がある』→(意味)『彼は普通より背が高い』
    『彼女は雰囲気がある女優だ』→(意味)『彼女は普通とは違う独特の雰囲気がある』
    『手があるんだから、自分でやれ!』
    『ちゃんと口があるんだから、自分で話せ!』

注:このような現象は特定の個人ではなく上位レベルの所有者を設定することで自然な解釈に変わる。
  例:「人間には足が2本ある」

  つまり、当然備わっているものをわざわざ取り立てて「所有文」として述べるということは
  それなりに意味を持つということである
  ただ、「持っている」は「ある」に比べて自然さは落ちるようである。
  また、X−1と比べると、X−2は使える語彙に制限があるようである。
   
 
(4)X−2<属性>をさらに<表出する属性>と<内在する属性>に分類すること
一般的な語彙分類ではどちらも属性として分類されると思われるが、
1)後者では前者にみられる<「している」と「ある」の相補分布>が認められないという点、
2)さらに「持っている」が使える範囲が広がる
3)<基本レベル>で「ある」「持っている」が語用論的な解釈を受けながらも、それが普通の言い方として定着している(:「目がある」と「力がある」を比較すると、『普通より〜である』という解釈は後者では日常的に使われる)という点
以上の3点からこの二つを分類することが必要だと思われる。


★<表出する属性>:<「している」と「ある」の相補分布>が認められる
          「持っている」が文脈なしには使えない
 <内在する属性>:<「している」と「ある」の相補分布>が認められない
          「持っている」が文脈なしでも広く使える

注:これは所有の概念からすると、<内在する属性>はXよりはむしろYに近いものとして認識されているのかもしれない。
 
 
(5)Yにおいて、Y−6<コト>を別に分類すること
「ある」しか使えないという点で意義があると思われる。


★<コト>:「ある」しか使えない
(6)Y−4において、二つに分類すること
「ある」が特別な文脈がなければ所有の意味では使えないものがあるからである。


 「太郎は大きな ?土地がある/◯土地を持っている」
 「太郎は金はないが土地がある」

 「山田さんは ×会社がある/◯会社を持っている」
 「あなたには会社があるじゃないか。それを売ればかなりのお金になる」

(7)Y−5において、二つに分類すること
「持っている」が不自然になるグループが存在するからである。


★5−1のグループ:どちらも使える
 5−2のグループ:「持っている」が不自然になる

注:「責任」という語は「私が責任を持つ」という表現では「持つ」が使えるが、所有の意味で次のような表現は不自然である。
  「山田さんは今回の失敗の ×責任を持っている/◯責任がある」

注:この二つのグループがどのような点で区別されるのかは定かではないが、ある程度の傾向はみてとれる。「持つ」→「持っている」→『手放さないようにする(持ち続ける)』
このような心理が働くことには「持っている」が使えると言えるかもしれない。
それにしても『権利』は「持っている」と言えて『義務』は言えないということは非常に示唆的である。



☆所有構文と他の構文とのつながり

B−ア<修飾語+基本レベル>の名詞(句)は所有構文として使うこともできるが、同じような意味で異なる構文が使われ、そのほうが自然なことも多い。
これは日本語の特徴であり、一律にhaveで所有を表すことができる英語とは大きくことなる点である。

1)『〜ハ「基本レベルの名詞」ガ「形容詞/形容動詞」』

 X−1−B−ア
 「◯◯さんハ 目ガ 大きい」
 「◯◯さんハ 髪ガ 長い」

 X−2−1−B−ア
 「◯◯さんハ 体型ガ 丸い」
 「◯◯さんハ 性格ガ 明るい」
 「◯◯さんハ 体質ガ 強い」

2)『〜ハ「形容詞/形容動詞」+「基本レベルの名詞」+ダ』

 X−2−1−B−ア
 「◯◯さんハ 丸い体型だ」
 「◯◯さんハ 明るい性格だ」
 「◯◯さんハ 強い体質だ」



☆「ある」と「持っている」と「している」の本質

3つの分布から上のような分類を試みたが、いったいこのような分類がどのような意味があるのかを考えてみたい。

上の分布の一覧からもわかるように、「ある」が文脈を問わなければ全部に使えて、「持っている」がかなり広い分布をなしていて、「している」はごく一部に限られていることがわかる。
「ある」と「持っている」のどちらも使える場合には概ねくだけた表現が少し固い表現かの違いがあると言えるが、二つの分布の違いはこの二つの本質に関係していると思われる。

3つの構文の概念とその拡張は下のように図式できる。

(1)「ある」の概念

 <存在>       →(拡張)→  <所有>
『Aニ(ハ)Bガ ある』       『Aニ(ハ)Bガ ある』

 A:存在場所             A:人/その人の領域
 B:存在物              B:所有物 

(2)「持っている」の概念

 <「持つ」という動作> →(拡張)→ <所有>

『Aハ Bヲ 持っている』       『Aハ Bヲ 持っている』

 「持つ」:手を使う動作         「持つ」:物事を獲得すること
      所持すること              それを保持すること
      外にある物を手にとる          外部からの獲得/主体的に生み出す

(3)「している」の概念

 <「する」という動作> →(拡張)→ <所有>

『Aハ Bヲ している』        『Aハ Bヲ している』

 「する」:物を体に付けること      「する」:ある”特徴”を身に付けること

注:ここで使われているA、Bは分類のA、Bとは異なる

(3)の所有の概念ある<基本部位>の”特徴”を述べるものである。したがって、<修飾語+基本レベル>の名詞句のみに使用可能であると思われる。また、この名詞句は日本語の特徴から主に「〜ハ〜ガ〜ダ」または「〜ハ〜ダ」という構文が用いられるために、「ある」「持っている」は使われないのだろう。
ところが、<特定レベル>の名詞は「ある」の所有概念に合致するので「〜ガある」と言えると思われる。
<「している」と「ある」の相補分布>はこのように「ある」の所有概念と日本語の構文上の特徴から生まれたものだろう。

(1)の拡張概念は強力である。ほとんどの所有物はこの概念でカバーされる。
 Aが人の場合はBは上の分類で1、2、5、6になる。
 Aが人の領域に拡大されればBは3、4になる。

 この『その人の領域』とは通常はその人の活動拠点であるウチである。そこに存在する物は所有に概念に拡張できるのだろう。それがウチの外にある場合はかなり「ある」の自然さが落ちることが理解できる
上の分類におけるY−4−2で「ある」が不自然になるのはそのためだと考えられる。
所有の概念をはっきりさせたければ「持っている」を使わなければならない。

(2)の所有概念は『物事を獲得する』というものである。上の分類において、Y−4は拡張の典型的なものである。『獲得』という概念はX−2−2<内在する属性>には適用可能だが、X−2−1<表出する属性>には難しいと思われる。これは前者が後天的に獲得するもの、前者が先天的に持っているものという見方と関係しているのかもしれない。そこで<内在する属性>には「持っている」が自然に使えるが、<表出する属性>はそれほど自然には使えないことになるのだろう。X−1<体の部分>となるとさらに難しくなると思われる。(※の特別な文脈による場合を除く)

また、「持っている」の所有の概念には『保持』というのもあるようである。『獲得』とこの『保持』の概念が組みあわさって、Y−5−1のグループには「持っている」が使えて、2のグループには使いにくいことになるのではないだろうか。1のグループにおける『獲得』の概念は『主体的に生み出す』ことに拡張されているように思われる。



まとめ

「ある」「持っている」「している」の3つの所有構文の分布から所有物を分類し、その分類がどのような認知的な観点からなされているのかを考察してみた。基本的な概念が所有の概念に”拡張”されるというのはこのような人間の認知の在り方と関係していることは間違いないと思われる。

個々の単語をさらに検討すれば例外と思えるものも出てくると思われるが、分類自体がはっきりと先引きが難しいものを常に含むことは、逆説的に聞こえるかもしれないが、個々の単語が示す概念を人間がどう見ているかという認知的であることの証拠でもある。本考察はあくまでも一つの分類の可能性を示したにすぎない。

本考察は人を主体とする所有文を扱ったが、主体が人間以外になった場合にどうなるかはさらに検討しなければならないことである。ただ、認知の在り方の基本は人間の身体である。身体的に動機付けられたものとして様々な方向に拡張されていくことを考慮すれば、人間を離れた対象については、<体の部分>にしても自然に「持っている」が使えるようになることはおよそ予想がつくことである。



参考文献

本考察にあたって、『世界の言語と日本語』(角田太作 くろしお出版)のp.154-163を分類の基本的な枠組みを考える上で参考にしました。
特に本考察の<「している」と「ある」の相補分布>は同書の考え方によるものです。(名称は違います)
また、<基本レベル>とそれ以外に分類することも同書に従っています。
同書では<日常語><非日常語>という名称で分類されています。
それ以外の部分、属性を2つに分類すること、<分離可能>をさらに下位分類することなどは本考察独自のものです。
本書は言語類型論の図書であるため、なぜ「持っている」が使えないかなどの考察はされていません。それぞれの構文の概念とその拡張、分類された名詞との関連については本考察独自のものです。



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