ローマ字の綴り方と現代仮名遣いのずれ [コメントする]

ローマ字の綴り方と現代仮名遣いのずれ


過去ログ(管理人) さんのコメント
 (2003/10/14 15:04:37)

※これは過去ログを整理したものです。(管理人)

[546] 無題 投稿者: aya 投稿日:02/12/26(Thu) 14:34

検定が近づいていますがわからないことがありましたので投稿させていただきます。もしわかる方がいらっしゃいましたら解説していただけないでしょうか。
>
>  アルク模擬テスト 第2回 P111ページ
>
>  ローマ字のつづり方と現代仮名遣いの間でずれがないものを選ぶというものなんですが、選択肢は以下のようになっています。
>
>  1ハ行音の表記法 2マ行音の表記法 3ワ行音の表記法
>  4長音の表記法 5 拗音の表記法
>
>  答えは5拗音の表記法です。
>
>  ハ行音は助詞のはとへ ワ行音では助詞の はとを
>  長音などのずれはわかるのですが、マ行音の「む」と「ん」という部分の状況がよくわかりません。試験にもこの部分が出たということで気になるのですが、どなたか詳しく教えていただけないでしょうか。
> よろしくお願いします。
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[559] 「ズレ」の考え方 投稿者:oyanagi 投稿日:03/01/07(Tue) 02:18

ayaさん、こんにちは。管理人のOyanagiです。
表記・音声は苦手なのですが、レスがなかなかつかないので、私の考えを書いておきます。
>ローマ字のつづり方と現代仮名遣いの間でずれがないものを選ぶというものなんですが、選択肢は以下のようになっています。
****問題の引用******
>アルク模擬テスト 第2回 P111ページ
>  1ハ行音の表記法 2マ行音の表記法 3ワ行音の表記法
>  4長音の表記法 5 拗音の表記法
********************
>答えは5拗音の表記法です。
> ハ行音は助詞のはとへ ワ行音では助詞の はとを
> 長音などのずれはわかるのですが、
---------
さて、上の部分をまとめると、次のように「ズレ」があるということですよね。
(1)ハ行音: 「は」    →「WA」(助詞)
        「は」    →「HA」
        「へ」    ←→「E」 (助詞)
        「へ」    ←→「HE」
(3)ワ行音: 「わ」    ←→「WA」
        「は」    ←→「WA」(助詞)
        「お」    ←→「O」
        「を」    ←→「O」 (助詞)
(4)長音 : 「えい」   ←→「EI」(表記どおり)
        「えい」   ←→「EE」(発音どおり)
        「ええ」   ←→「EE」
        「おう」   ←→「OU」(表記どおり)
        「おう」   ←→「OO」(発音どおり)
        「おお」   ←→「OO」
このように(1)(3)(4)は現代仮名遣いとローマ字表記の間にずれがあることがわかります。いずれも「表記」が「発音」と一対一に対応しないことによります。
そこで、(2)と(5)ですが、
>マ行音の「む」と「ん」という部分の状況がよくわかりません。
この部分がどうも納得いきませんね。
なぜ「マ行音」で「ん」が関係するのでしょか?
普通に考えれば「マ行音」は「ま」「み」「む」「め」「も」ですよね。
それとも、「しんぶん(新聞)」という場合に「SHIMBUN」のように「ん」を「M」でローマ字表記する場合があることを言っているのでしょうか。仮名表記では「ん」が音素で/m/となる場合に、ローマ字表記で「M」と書く場合がありますから、それをさして「マ行音(=Mを使う音)」と考えるのでしょうか・・・・(?)
実は答えは「拗音」ではなく、「マ行音」だとも考えられます。
(※つまり、ズレがあるのは「拗音」で、「マ行音」はズレがないと考える)
「拗音」でズレがあるというのは、上にまとめた(4)の場合と似ています。
ローマ字表記は御存じのとおり、ヘボン式というのがあります。ヘボン式は発音に忠実ですから、訓令式とヘボン式でつづりが違うという場合があります。拗音もその一つです。
下に示したように拗音の「ゃ」「ゅ」「ょ」のローマ字表記が二つあります。
(5)拗音:上段が訓令式、下段がヘボン式
  「しゃ」「しゅ」「しょ」
   sya syu syo (「y」を挿入するという規則どおり)
   sha shu sho (発音に忠実)
  「じゃ」「じゅ」「じょ」
   zya zyu zyo (「y」を挿入するという規則どおり)
   ja ju jo  (発音に忠実)
  「ちゃ」「ちゅ」「ちょ」
   tya tyu tyo (「y」を挿入するという規則どおり)
   cha chu cho (発音に忠実)
このに現代仮名遣いに対応するローマ字表記が二つあります。
まあ、この考え方を採用するなら、「サ行音」の「し」は「si」と「shi」の二つがあるし、「ハ行音」も「ふ」は「hu」と「fu」の二つが、そして「タ行音」も「ち」は「ti」と「chi」の二つがあってズレがあることになりますね。このうち、「ハ行音」は最初の考え方でもズレがありましたね。「を」についても「o」と「wo」の二つがある考えれば、問題の選択肢の(1)(3)(4)(5)が同じような考え方でズレがあることになり、ズレがないのが(2)のマ行音ということになると思うのですが、どうなんでしょうかね・・・。
>試験にもこの部分が出たということで気になるのですが、どなたか詳しく教えていただけないでしょうか。
引用された問題集は手元にないのですが、答えが(5)拗音だとすると、「マ行音」をどう考えればいいんでしょうかね。上の書いた「ん」←→「n」「m」という考え方なのでしょうか。他の方からのフォローをお待ちしています。
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