助詞の脱落 [コメントする]

助詞の脱落


過去ログ(管理人) さんのコメント
 (2003/10/14 14:40:51)

※これは過去ログを整理したものです。(管理人)

[522] 助詞の脱落 投稿者:jay 投稿日:02/12/05(Thu) 14:07

oyanagiさん、こんにちは。いつもお世話になっております。
今度、普通体を導入するのですが、助詞の脱落をどこまでどのように
導入するのか迷っています。みなさんの経験からご意見頂きたく投稿しました。
 手引きには(中国語版)「を」「へ」「が」「は」はよく脱落すると
あって、「で、に、から、まで、と」は普通省略されないとあります。
手引き(日本語版)では練習Cの際、助詞の脱落を紹介するようにと
ありますが、実際は例文の段階で助詞の脱落が出てきますので
もっと早い時点で説明せざるえないと思っています。
でも、説明したら、当然、生徒は助詞を脱落させてもいいものと思い
どんどん省略していくだろうと思います。
 でも、前後関係で意味が分からないときは当然省略できませんよね。
このことをどう教えるのか悩んでいます。
 何か、いい方法はありますか?教えてください。
(もし、別のHPにも同じような質問がありましたら、すみません。
一応、自分なりに色々検索しましたがありませんでしたので、投稿しました。よろしく、お願いします)
 
 
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[523] 教科書の構成 投稿者:きんちょ 投稿日:02/12/05(Thu) 22:32 <URL>

 よこから すみません。きんちょです。
> 今度、普通体を導入するのですが、助詞の脱落を
> どこまでどのように導入するのか迷っています。
なぜ普通体と助詞の脱落がセットなのか、いま ひとつ わかりませんが、教科書の「仕様」なのだと理解することにします。
> 手引き(日本語版)では練習Cの際、助詞の脱落を
> 紹介するようにとありますが、実際は例文の段階で
> 助詞の脱落が出てきますのでもっと早い時点で
> 説明せざるえないと思っています。
「練習C」などという ところから みると、『しんにほんごのきそ』とか『みんなの日本語』のことをいっているのでしょうか。(自分にとっては あたりまえでも あいてにとって あたりまえでない情報が なんであるか と いうことに気をつけるというのは なにかをおしえる人間の基本だと おもいます。ま、ひとのことは いえませんが。。。)
以下、質問されていることとは関係ないことについて かきますが、ご容赦ください。
『しんにほんごのきそ』や『みんなの日本語』の作成者の はなしをきいたことが ありますが、作成者の意図としては、「例文」というのは 課の最後に あつかうものとして かんがえられているようです。課で学習させる文法項目というのは「文型」に かかれており、この「文型」に ある項目についてだけ、「練習A」で あつかわれ、「練習B」でパターン練習をするように なっていますね。それが「練習C」「会話」のように実際に つかわれる かたちに ちかづいたときに 文法事項としてパターン練習の方式に くみこめない要素が でてくるので、そうした要素をまとめなおすために「例文」が あると いうことです。
もちろん「例文」をさきにすることも できるでしょうが、課の はじめには まずは文型の習得に集中し、その以外の要素は 会話の ながれの なかで 「練習C」や「会話」を練習するなかで つかいかたをさきに おぼえ、最後に学習事項として まとめなおすという やりかたを教科書の作成者たちは とっていると いうことですね。(たぶんADTSで おしえている先生も この掲示板をみていらっしゃると おもいますので、ちがっていたら訂正してください。)
「文型練習」を中心に すえている教科書としては、その文型練習のパターンをまもりながら、そこで こぼれてしまう要素については 最後にフォローしていくという やりかたは理に かなっていると わたしは おもいます。そうすることで、学習者が きまった授業の やりかたを理解したうえで、基本の部分と 基本以外の部分を区別して勉強できるようになると おもうからです。
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[524] ご意見有難うございました 投稿者:jay 投稿日:02/12/06(Fri) 00:57

きんちょさん、ご意見有難うございました。また、教材が何なのか
書き忘れていましたね(^^;大変、失礼しました。
それから、うちの学校のやり方も書き忘れていました(^^;
重ね重ね、失礼お許し下さい。
 うちの学校は「みんなの日本語」を使うに当って、色々と話し合って、
教材の出てくる順番に教える事になりました。手引き通りにはしないという
ことです。まず単語→文型→文型説明→文型口頭練習→例文(とりこぼした
部分を詳しく説明しつつ口頭練習もする)→会話→練習A→練習B(初期の
段階では書く練習と文型練習を兼ねています)→練習C→聞き取り→問題→
テスト、で終了という流れです。かなり、手引きとは違いますが
文型を最初にきちんと定着させてから、例文に入ります。
その文型を使った文章を色々出して、生徒に作らせて、口慣らしも十分
行います。でも、それはあくまで文型練習なので、例文でもっと詳しく
フォローする必要があります。つまり、早い時点で説明をしてしまいます。
練習Aは口慣らしと確認程度で練習Bは宿題として家で書いてもらうことが
多いです(7課以降)。初期の段階では書く事に慣れてないので、授業の
時間を割いて練習Bを書いてもらいます。
練習Cは会話練習と発音練習、問題は総まとめといった感じです。
テストは手作りでやっています。(単語・文型・聞き取りの3部構成)
 このやり方は作成者の意図と異なるかもしれませんが、一応、文型定着を
目指して、語彙もふやしつつ、自分で発話もできるように、書けるように
目指しています。作成者の方ががっかりされたら、申し訳ないですが。
あと、聞き取りは第1課〜第6課までは飛ばしています。
これも、学校側と相談したうえのことです。いつやるかと言いますと
第6課終了後、軽く1課からおさらいをします。そのときに聞き取りを
しています。最初からやるのは、学習者の負担が重すぎるとのことです。
でも、どの課でも、初期の段階からその文型を使ったQAはしますので
6課頃には学習者の耳はかなり日本語の発音に慣れてきています。
それでも、あの聞き取りは速すぎるという文句が多いですが。
 4時間で1課というペースです。初期の段階では5,6時間かけてします。
作成者の方ががっかりされると、申し訳ないですが。こんな感じです。
 ということで、例文は練習Cより前に教えているので、悩んでいます。
手引き通りにやらない私が悪いのかもしれませんが、もし、私と同じく
例文を先に教えてられる先生がいましたら、助詞の脱落をどのように
導入されているか、ご意見お伺いしたいです。
 よろしくお願いします。
 
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