「様態副詞+の/した+名詞」 [コメントする]

「様態副詞+の/した+名詞」


過去ログ(管理人) さんのコメント
 (2003/10/14 13:11:12)

※このスレッドに関連して、勉強部屋の文法考察ファイルにOyanagiが考察したものがアップされています。

副詞が副詞、名詞を修飾する場合を考察する


意味の違いはあるか?

過去ログ(管理人) さんのコメント
 (2003/10/14 13:12:36)

※これは過去ログを整理したものです。(管理人)

[329] 「様態副詞+の+N」と「様態副詞+した+N」 投稿者:beni 投稿日:02/03/07(Thu) 23:57

皆さん、こんにちは。中国で日本語教育の仕事をしている中国人です。
さて、日本語には、「様態副詞+の+N」と「様態副詞+(と)した+N」という、様態副詞が名詞を修飾する場合があります。例えば:
‖里砲圓辰燭蠅良
体にぴったりとした服
両方言えますね。では、この二つはどう違うでしょうか。皆さんのご意見を聞きたいと思うので、よろしくお願いします。
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[335] Re: 「様態副詞+の+N」と「様態副詞+した+N」 投稿者:Oyanagi 投稿日:02/03/10(Sun) 02:36 <URL>

beniさん、お久しぶりです。
以前、話題になった「副詞」の使われ方を思い出しますね。
> ‖里砲圓辰燭蠅良
> 体にぴったりとした服
> 両方言えますね。では、この二つはどう違うでしょうか。皆さんのご意見を聞きたいと思うので、よろしくお願いします。
この文だけを考えれば、そう際立った違いはないと思いますが、違いということで一つ気が付いたことがあるので、それを書きます。
(もしかしたらbeniさんが知りたいこととは関係がないかもしれませんが)
「ぴったり」は元々『擬態語』であったものが、一般の副詞のように意味を拡張していった単語ですから、修飾する言葉によっては使えない例が出てきますね。
(ア)「あの人はあなたにぴったりの恋人だね」
(イ)×「あの人はあなたにぴったり(と)した恋人だね」
このように拡張された「ぴったり」の副詞は「〜の・・・」とか「〜だ」の形式を使って(ア)のような意味で使うことも可能ですが、擬態語の意味をまだ強く残している「〜(と)した・・・」の形式はそのような意味で使うことはできませんね。
同じようなことが他の副詞にも言えるかもしれません。
「〜の・・・」の「〜(と)した・・・」の両方の形式をもつ副詞の多くは状態(形状や感触や見かけなど)を表わす『擬態語』だと思います。
もともとの意味で使われる場合はどちらの形式を使ってもニュアンスの若干の違いはあっても際立った意味の違いはないと思いますが、他の方はどう思われるでしょうか?
例「ふわふわの/した生地」
 「ざらざらの/した床」
 「でこぼこの/した道」など
これらの意味の違いがあれば、何か。もう少し考えてみます。
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[337] Re^2: 「様態副詞+の+N」と「様態副詞+した+N」 投稿者:beni 投稿日:02/03/10(Sun) 18:35

Oyanagiさん:
早速のレスありがとうございました。「〜の・・・」の「〜(と)した・・・」の両方の形式についてですが、私も、Oyanagiさんと同じ見方で、つまり、「形状や感触や見かけなどを表わす『擬態語』」だと思います。でも、すべての擬態語はこの両方の形をとって、名詞を修飾することができるかどうか、また疑問ですね。私の考えでは、同じ擬態語であっても、もっぱら用言を修飾するものと、用言・体言を修飾するものがあると思います。後者は、いわゆる「連体即連用」に当たるのではないかと思います。
例えば、‥勅貌擦鬚討てく歩いて学校へ通った。
太陽の光がさんさんと降り注ぐ。
,砲△襦屬討てく」は、「田舎道」を修飾することができないのではないでしょうが(「てくてくの道orてくてくとした道(?)」)、△砲△襦屬気鵑気鵝廚詫儻世眤慮世盻ぞできると思います。「さんさんとした太陽」「さんさんの太陽」は言えるでしょう。
「〜の・・・」の「〜(と)した・・・」の違いですが、もちろん意味上の違いを指しています。同じ単語で、ただ修飾の方式が変わったのだから、Oyanagiさんの指摘されたように、「際立った意味の違いはない」のですが、やはり、多少ニュアンスがありますね。でないと、二つの形が存在する意義がなくなると思います。まったく私の感覚的なものですが、「〜(と)した・・・」のほうは、どうも具体的、対象が限定されたもの、あるいは目の前にあるものを修飾するのだと思います。また、「〜の・・・」のほうは、範囲、対象が限定されていないものを修飾するのだと思いますが、妥当かどうか、皆さんのご意見もお聞きしたいと思います。

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[340] もうちょっと考えてみます 投稿者:Oyanagi 投稿日:02/03/12(Tue) 00:27 <URL>

beniさん、こんにちは。
さっきチャットルームを覗いたのですが、お立ち寄りいただいたようで、
なかなか会えなくてすみません。
最近はチャットするのは水と土曜日と決めているものですから。
もし、事前にメールをいただいていたらネットにつないでおきます。
(またまた最近は帰りが遅いので・・・・)
>私の考えでは、同じ擬態語であっても、もっぱら用言を修飾するものと、用言・体言を修飾するものがあると思います。後者は、いわゆる「連体即連用」に当たるのではないかと思います。
> 例えば、‥勅貌擦鬚討てく歩いて学校へ通った。
> 太陽の光がさんさんと降り注ぐ。
> ,砲△襦屬討てく」は、「田舎道」を修飾することができないのではないでしょうが(「てくてくの道orてくてくとした道(?)」)、△砲△襦屬気鵑気鵝廚詫儻世眤慮世盻ぞできると思います。「さんさんとした太陽」「さんさんの太陽」は言えるでしょう。
擬態語の参考書(用例がたくさんのっているもの)をさっと読んでみて思ったのですが、擬態語の場合は、先の投稿に書いたように、
基本的に『物事の状態』を表わす単語が
「〜(と)した+名詞」と「〜の+名詞」になると思うんです。
ですから、上の例では「てくてく」は『動作の様態』ですから
このような場合は基本的には名詞を修飾することはないと思うんです。
「はっきり」のような副詞も同じだと思います。
例)「はっきり」→◯「はっきりと答える」
         ◯「はっきりとした返事」
         ×「はっきりの返事/答え方」
2番目の例の「さんさんの+名詞」というのは間違いではないと思いますが、私にはちょっと座りが悪いような印象を受けます。
それは、「燦々」は元々は「燦々たり」という形容動詞だったものですから、古典語の活用形を引き継ぐ形で、「燦々と+動詞」か「燦々たる+名詞」という形式が普通だと思います。
ということで、一般に擬態語と呼ばれるものでも、その出所を吟味しないといけないのでは思いました。
『動作の様態』を表わす擬態語でも名詞修飾の用法があるものもあると思いますが、はっきりと『動き』を表わすものはなかなか「+名詞」の修飾は難しいのではないでしょうか。できるものは、かなり『状態』に近いと思います。
例「がたがた」→◯「床ががたがた(と)している」
        ◯「がたがたの床」
> 「〜の・・・」の「〜(と)した・・・」の違いですが、もちろん意味上の違いを指しています。同じ単語で、ただ修飾の方式が変わったのだから、Oyanagiさんの指摘されたように、「際立った意味の違いはない」のですが、やはり、多少ニュアンスがありますね。でないと、二つの形が存在する意義がなくなると思います。
そうですね。『二つの形が存在する意義がなくなる』という見方には賛成です。
まったく私の感覚的なものですが、「〜(と)した・・・」のほうは、どうも具体的、対象が限定されたもの、あるいは目の前にあるものを修飾するのだと思います。また、「〜の・・・」のほうは、範囲、対象が限定されていないものを修飾するのだと思いますが、妥当かどうか、皆さんのご意見もお聞きしたいと思います。
そうですね。その方向で考えてみることにします。
(なかなか本論のほうが展開しなくて申し訳ありません)
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[341] Re: もうちょっと考えてみます 投稿者:beni 投稿日:02/03/12(Tue) 20:53

Oyanagiさん
御返事ありがとうございました。Oyanagiさんは水、土の23時過ぎに入っていることを知っています。ただ、チャット室に入ったことがないから、ちょっとやり方を試したいと思って、入ってみたのです。日本の方と日本語でインスタントメッセージの交換をするのが、なんとなく緊張しそうです。今度、ご在室の時間に合わせて、入ってみようかなと思います。その時、よろしくお願いします。
Oyanagiさんのコメントを読んで、とても参考になりました。特に、
「一般に擬態語と呼ばれるものでも、その出所を吟味しないといけないのでは」のところを読んで、擬態語に関する新たな探求をしたくなりそうな気がします。ありがとうございました。
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[353] なかなか見えてきません 投稿者:Oyanagi 投稿日:02/03/27(Wed) 23:39 <URL>

beniさん、あれから擬態語のなかで「〜とした+名詞」「〜の+名詞」になる状態性をもったものを選び出して考えみたのですが、この二つの表現で際立った意味の違いは見えてきません。
もちろん、「〜の+名詞」のほうが拡張された意味で使われる場合があるという点は最初の投稿で書いたとおりで、同じ事態・状態を描写する場合に何か
違いがあるかってところで困ってしまいますね。
多少感じる程度のことですが、やはり「する」という動詞がついているぶん、同じ事態・状態を描写するときの『今それが成立している』という意識が「〜の+名詞」と比べて強いのかなって思いました。
その「する」にしても同一に扱えないものがあるようにも思います。
たとえば、精神的な状態を表わす擬態語は「〜する」がつくのですが、「〜の」の形式はないんですね。
例)「どきどきした映画」
  ?「どきどきの映画」
  「いらいらする答え方」
  ×「いらいらの答え方」
こんなことを考えていたら、「〜した+名詞」「〜の+名詞」の両方が言える情態副詞というのは、そもそも副詞ではなく、情態を表わすもので品詞の分類でいえば、形容動詞に近い<状名詞>とでも呼ぶべきものなんじゃないかなって思いました。
さて、そのことが二つの形式の意味の違い何か関係があるのか・・・
そこで今止まっています。
副詞というのはなかなかやっかいな品詞ですね。
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[355] Re: なかなか見えてきません 投稿者:beni 投稿日:02/03/31(Sun) 00:13

Oyanagiさん、「なかなか見えてきません」という題のコメントでしたが、なかなか参考になったと思います。ありがとうございました。副用語は言葉のごみ箱だとどこかで読んだことがありますが、あらためて実感しております。これからこれについてもっと調べて行こうと思います。
コメントありがとうございました。またよろしくお願いします。
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