はじめまして、こんにちわ [コメントする]

はじめまして、こんにちわ


夜也 さんのコメント
 (2003/12/18 15:12:09)

こんにちわ、掲示板お借りいたします。
ちょっとお聞きしたいのですが‘我らは’と‘我らが’は
意味が違うのでしょうか?
我らが偉大なる師、みたいな使い方なのですが。
この場合、我らがは‘我らの’と同じ意味なのかと
思うのですが。我らは、だと私達という意味に
なるのでしょうか?
私は現在、就職試験の勉強をしてるのですが試験科目には
国語(読解以外)もあります。総合職の仕事は普段は曖昧に
使っている知識もきちんと理解する事も必要だと
痛感しています。
それでは宜しくお願いします。


こんなふうに考えてみては

Oyanagi さんのコメント
 (2004/01/26 01:28:49)

夜也さん、こんにちは。管理人のOyanagiです。
せっかく勉強部屋に投稿してくださったのに、レスが遅くなりまして、申し訳ございません。

>ちょっとお聞きしたいのですが‘我らは’と‘我らが’は
>意味が違うのでしょうか?
>我らが偉大なる師、みたいな使い方なのですが。
>この場合、我らがは‘我らの’と同じ意味なのかと
>思うのですが。我らは、だと私達という意味に
>なるのでしょうか?

まず第一に、
「我ら」というのは、日常語にすれば「我々」「私達」ですね。
ですから、「我ら+は」=「私達」、と対応するのは変です。

「我ら+が」
「我ら+は」
と分けて考えるのがいいでしょう。

第二に
「〜が〜」には、「〜の〜」という用法がありますから、
「我らが偉大なる師」という“句”だけを見ると、通常は「我らの偉大なる師」という意味に解釈されますが、これは、“文”全体をみないと最終的な判断はできません。
「我らが/偉大なる師/なり」であれば、「自分たちが/偉大な師/である」と言っているわけですからね。
もっとも、自分たちのこと、偉大な師だと言うという場面は想像しにくいかもしれませんが、あることはあるでしょう。

最後に、
「〜は・・・」と「〜が・・・」は夜也さんが直感的に感じるように日本人は使い分けています。
その使い分けについて、ここで全体を扱うわけにはいきませんが、ご指摘に文にそくして考えてみれば、
■もし「我らが〜」が「我らの〜」という意味で使われているなら
 →「我らは」とはまったく違う意味ですね。
  「我らは」は、「我らの」という意味にはなりませんからね。

■もし「我らが〜」が「我らが(〜である。)」という文で使われているなら
 その違いは、次の二つの文の意味(使い方)の違いと同じだと考えればいいでしょう。
 →(ア)「私たちが先生です」
 →(イ)「私たちは先生です」

(ア)は「だれが先生かというと、それは私たちです」という意味で
(イ)は「私たちがどういうものかというと、それは先生です」という意味です。

>私は現在、就職試験の勉強をしてるのですが試験科目には
>国語(読解以外)もあります。総合職の仕事は普段は曖昧に
>使っている知識もきちんと理解する事も必要だと
>痛感しています。

なにも「総合職の仕事」に限らず、日本語全体が、努めて意識しようとしなければ「曖昧」な方向に流れて行くのだろうと思います。(これは必ずしも否定的な面だけではありませんので、誤解のないように)。
「は」と「が」の区別など、ネイティブにとってもは当たり前の「(暗黙的な)言語能力」についても、一度は反省して、考えてみるは、どんな職業にあっても、無益なことではないと思います。
そんなときには、このHPをぜひお役立てください。
それでは宜しくお願いします。


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