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みんなの日本語L38の「〜の」の名詞節について スレッド削除
No.49-1 - 2016/11/21 (月) 11:04:40 - saorin
こんにちは、日本語をおしえていて、自分でもよくわからなくなったので質問させていただきます。みん日のL38では、「〜の」による名詞節を勉強します。
名詞節の中の主語は、「日本人が英語を話すことは難しい。」「Sさんはバンコクで生まれましたか。  いいえ、私が生まれたのはチェンマイです。(強調構文)」のように「が」になるわけですが、
「〜のを知っていますか」の練習では、
「かなは漢字から作られたのを知っていますか。」「富士山は7月と8月しか登れないを知っていますか」のように、「は」が出てきます。学生さんに「富士山【が】」とならないのはなぜかと聞かれた場合、
「富士山は(7月と8月しか登れないのを知っていますか)」
のように、「富士山は」は主題であって、名詞節の中には入っていない、、、と伝えればいいのでしょうか。
L38では、同じ練習問題の中で「木村さんが結婚するのを知っていますか」などとまぜて「富士山は〜」のような問題が提出されており、自分でも混乱しています。
 
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なつかしいですね 削除/引用
No.49-7 - 2016/11/21 (月) 22:25:49 - oyanagi◆t0YRevJB
一時中断されて復帰されたとのこと、以前の勘を取り戻すのに時間がかかると思いますが、頑張ってください。
知恵袋のことを書きましたが、そう言えば、質問の「場」としては日本語オンライがありましたね。私自身すっかり離れていて、その存在を忘れていました。(^_^メ) オンライの管理人さん、すみません!!

私のウェブサイトも更新されずに時計が止まったままのようですが、掲示板への投稿はちょくちょくチェックしています。いただいた質問で私自身も勉強させていただくという姿勢は今も昔も変わりません。またいつでもお立ち寄りください。

つづき 削除/引用
No.49-6 - 2016/11/21 (月) 21:54:23 - saorin
すみません。続きます。
なので、練習6の3)、4)のような、「かな」「富士山」が主題化された文は、あえてここで出さなくてもいいのではと思ったのです。
ですが、考えてみれば、「〜のを知っていますか」において主題化された「は」が登場する文は普通に存在するわけで、
oyanagiさんのおっしゃるとおり、元々「が」で示される主語の成分でない場合は「は」に言い換えることは難しいですし、情報の新旧という点で考えれば合点がいきます。

そして分裂文ですが、、、そうなんです!「みん日」が新版になってから、問題が「は」→「が」の変換には触れないようなものにすべて変わっていて、
もしかしたら、私のように混乱する人を避けるためなのか?と思いました。
問題自体は、旧版より新版のほうが実際の会話らしいものになっているのでいいかと思いますが、導入では主語があったほうがわかりやすいと思うので、「は」→「が」には触れることになると思うのです。。

ですが、この課では、「は」→「が」についてはそれほど深く触れず、文型を教えることに注力しなければいけませんね。

まとまりのない文章になってしまいました。私の勉強不足、知識不足を痛感いたしました。丁寧なコメントをいただき、ありがとうございました。

「〜の」名詞節について 削除/引用
No.49-5 - 2016/11/21 (月) 21:35:00 - saorin
oyanagiさま お忙しい中、すぐにコメントをいただきありがとうございました。最近は知恵袋などが流行りなのですね。質問といったらここか、日本語オンライン、ではないのですね。。私は以前日本語教師をしていて、出産・育児で仕事ができなくなり、最近ほんの少し、仕事に復帰しました。この数年間で頭の中は「育児」で埋め尽くされてしまい、現在昔の頭に戻るのに必死です。
そして、かつて大変大変お世話になったこのサイトに、またお世話になろうとしています。このサイトを眺めていると、学生時代が思い出されます…

名詞節の話に戻ります。このような質問をしたのは、
学生さんたちはL22の名詞修飾節を勉強したさいに、名詞修飾節内の主語は「が」になる、と学習してきており、
L38でも「2つの文を1つにするとき、小さい文(名詞修飾節)のほうは、「は」→「が」になるのだ」と考えるのではないか、と思ったためです。
そうしたなかで、練習6の「かなは漢字から作られたのを知っていますか」のような文を見たら、混乱しそうな気がしました。(実際混乱したのは私ですが。)

「は」→「が」変換 削除/引用
No.49-4 - 2016/11/21 (月) 20:18:19 - oyanagi◆t0YRevJB
■分裂文(強調構文)の「〜のは(いつ/何/どこ/○○)です(か)」

saorinさんが指摘されているように、この構文で主語名詞句を残したままにすると、「は」から「が」へ変換することになります。これは上の主題化とは別に構文上の要請でほぼ機械的に起こることです。

例えば、練習Aにある「父が生まれたのは○○です」という文の場合は、もし「お父さんは××で生まれましたか」という質問に対して、「父」を残したまま文を作ると「父【は」生れたのは○○です」ではなく「父<が>生まれたのは○○です」としなければなりません。このような「は」→「が」変換をここできちんと説明しておくのは悪いことではないと思います。

ちなみに、練習Bの7,8では、このような変換を回避するために、(わざと?)主語の名詞句を出さないでQ&Aの答えを出させるようになっています。しかし、【問題】の4の2)の作文では、主語の「木村さんは」を入れて答えを書く学生もいるかもしれません。その場合は「木村さん<が>生まれたのは九州です」と教えることになります。

ただし、「は」→「が」変換を説明する場合であっても、文法についてはあまり深入りせず、<文型>でまるごと教えるという姿勢が大切だと思います。

以上ですが、何か不明な点があれば書き込みをしてください。平日はなかなか時間がとれませんが、できるだけ迅速に返信をしたいと思います。

主題化される場合とされない場合(続き) 削除/引用
No.49-3 - 2016/11/21 (月) 20:17:13 - oyanagi◆t0YRevJB
以下に、少し補足しておきます。

上に抜粋した例文で<が>が用いられている文は、その文の全体が聞き手にとって新しい情報で(:少なくともそう見なされていて)、そのことを知っているか尋ねています。【は】はそれが主題となっていて、そのことについて述部の内容を知っているか尋ねています。
<が>が使われている文についても、その成分を主題化できれば【は】も可能です。
練習A:
1)「田中さん」のことが話題になっていれば【は】を使うこともできます。
・田中さん【は】あした退院するのを知っていますか。
 ※ただし、田中さんは(○○さんが)退院するのを知っているのかという解釈も可能です。
練習B
1)「田中さん」のことが話題になっていれば【は】を使うこともできます。
  ただし、それ以外の情報が入っていないとやや不自然なので「来月」などを補ったほうがいいかもしれません。
・田中さん【は】(来月)会社をやめます→
 ※【は】にすると、上の例と同じようにだれが知っている人なのかあいまいになります。

「〜は」で表示されている成分が、元々「〜が」で示される主語の成分ではない場合、元々「〜が」ではなかったのですから、「が」に言い換えることは非常に難しくなります。上に抜粋した例文で、主題化前の文と比較すると次のようになります。文脈されあれば、どちらの文も成立しますが、文脈なしにはやはり教科書に書かれているように【は】が現れるのが自然だと思います。元々の文の成分につく助詞を《 》に書いておきます。

練習A:
2)「金曜日」が主題化していない場合
  つまり、情報の全体について知っているかどうか尋ねる場合
   ・「来週の金曜日《に》授業がないのを知っていますか」
  「金曜日」が主題化している場合
  つまり、「来週の金曜日のことなんですけど、この日は・・・」と聞いている場合
   ・「来週の金曜日【は】授業がないのを知っていますか」

練習B:
3)「かな」が主題化していない場合
  つまり、情報の全体について知っているかどうか尋ねる場合
   ・「漢字からかな《が》作られました」→
  「かな」が主題化している場合
  つまり、「かなのことなんですけど、この文字は・・・」と聞いている場合
   ・「かな【は】漢字から作られました」→

なお、練習Bの4)の富士山の文は、「富士山」が主題化しない文を文脈上想定することがやや難しいですが、無理ではないでしょう。
4)「富士山」が主題化していない場合
   ・「6月と7月しか富士山《に》登れません」→
  「富士山」が主題化している場合
   ・「富士山【は」6月と7月しか登れません」→

この「〜のを知っています」について言えば、練習問題でも、元の文の助詞のまま「〜のを知っています」に入れ込むだけになっていますが、主題化のことについて質問されたら「〜に〜があります」と「〜に〜はあります」を思い出させて、文全体の情報を尋ねているのか、トピックについてその情報を尋ねているのかの違いだと説明すればいいと思います。

主題化される場合とされない場合 削除/引用
No.49-2 - 2016/11/21 (月) 20:16:15 - oyanagi◆t0YRevJB
saorinさん、こんにちは管理人のoyanagiです。最近はyahooなら知恵袋のような知識検索サイトに質問するのが普通になっているようですが、そんな中このような「古い」サイトにご訪問くださってありがとうございます。

■「〜のを知っている」について

ご質問の38課の内容を確認しました。「が」となっているものに、< >、「は」となっているものに【 】を付けておきました。

練習Aでは4: (※番号はoyanagiが付けました)
1)あした田中さん<が>たいいんするのを知っていますか。
2)来週の金曜日【は】授業がないのを知っていますか。
3)駅前に大きなホテル<が>できたのを知っていますか。

練習Bでは6:
1)田中さん<が>会社をやめます→ 
2)小川さん<が>入院しています→
3)かな【は】漢字から作られました→
4)富士山【は】7月と8月しか登れません→

さて、この課では「は」と「が」の区別をあまり意識させずに「〜のを知っています(か)」を練習するようになっています。元々の文に「は」が使われていたら、転換した文も「は」を、「が」なら「が」のままでというので、すらっと流すのがいいと思いますが、学習者によっては「は」と「が」の区別が気になる人もいるかもしれません。

「は」と「が」の区別の基本となっているのは、saorinさんが書かれているように文の成分が主題となっているかどうかの違いです。初級の初期に「〜に〜があります」と「〜は〜にあります」を学習したときもそうでしたが、「〜が」が現れる場合は、それが聞き手にとって新しい情報になっており、その点で主題化された(つまり相手が了解している)「〜は」と異なります。もし質問されたら、その点を難しい文法用語を使わないでさらりと説明するにとどめるのがいいのではないでしょうか。

(次の投稿に続く)

みんなの日本語L38の「〜の」の名詞節について 削除/引用
No.49-1 - 2016/11/21 (月) 11:04:40 - saorin
こんにちは、日本語をおしえていて、自分でもよくわからなくなったので質問させていただきます。みん日のL38では、「〜の」による名詞節を勉強します。
名詞節の中の主語は、「日本人が英語を話すことは難しい。」「Sさんはバンコクで生まれましたか。  いいえ、私が生まれたのはチェンマイです。(強調構文)」のように「が」になるわけですが、
「〜のを知っていますか」の練習では、
「かなは漢字から作られたのを知っていますか。」「富士山は7月と8月しか登れないを知っていますか」のように、「は」が出てきます。学生さんに「富士山【が】」とならないのはなぜかと聞かれた場合、
「富士山は(7月と8月しか登れないのを知っていますか)」
のように、「富士山は」は主題であって、名詞節の中には入っていない、、、と伝えればいいのでしょうか。
L38では、同じ練習問題の中で「木村さんが結婚するのを知っていますか」などとまぜて「富士山は〜」のような問題が提出されており、自分でも混乱しています。
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