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カタカナ外国語とくに英米語 スレッド削除
No.44-1 - 2013/10/25 (金) 23:42:59 - MOMOI
NHKスポーツアナ、森中直樹さんといえば、一流のはずです。所が
MLB野球放送時、和製英語"シチュエーション(situation)"を頻繁に使用していました。「この場合は」「この場面では」「この状況では」という言葉で十二分のはずです。
アナウンサーは次のことに注意してもらいたいと、熱望します。
1)カタカナ英語シチュエーションを用いなければならないという理由は全くないといえるのではないでしょうか。
2)「シチュエーション」と日本人が発音した場合それを聞く、英米、カナダ、オーストラリアなど英語を母国語としている外国人には、situationとは聞き取れず、意味が通じないということを自覚しているのでしょうか。
3)日本の子供、日本語を学ぼうとする外国人には不必要な負担になっているといえます。その弊害に対し、社会的責任を担っているという自覚がないのではないでしょうか。

「場合」という漢字熟語は和製日本語で、『漢語外来詞詞典』(中国で出版された外来語辞書)にも収録されている、我々日本人の誇るべき言葉です。和製漢語の中には例えば「建築」のように朝鮮語・ベトナム語文化圏でも使用され、その使用人口は英語使用人口より多く、「アーキテクチャー、アーキテクト」などと日本人が発音するのは滑稽でさえあります。
「立場」なども和製漢語です。最近は「スタンス」などというのが流行しています。誠に残念な現象・風潮と言わざるを得ません。

私の愚痴・独り言として読んでください。
 
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カタカナ外国語とくに英米語 削除/引用
No.44-1 - 2013/10/25 (金) 23:42:59 - MOMOI
NHKスポーツアナ、森中直樹さんといえば、一流のはずです。所が
MLB野球放送時、和製英語"シチュエーション(situation)"を頻繁に使用していました。「この場合は」「この場面では」「この状況では」という言葉で十二分のはずです。
アナウンサーは次のことに注意してもらいたいと、熱望します。
1)カタカナ英語シチュエーションを用いなければならないという理由は全くないといえるのではないでしょうか。
2)「シチュエーション」と日本人が発音した場合それを聞く、英米、カナダ、オーストラリアなど英語を母国語としている外国人には、situationとは聞き取れず、意味が通じないということを自覚しているのでしょうか。
3)日本の子供、日本語を学ぼうとする外国人には不必要な負担になっているといえます。その弊害に対し、社会的責任を担っているという自覚がないのではないでしょうか。

「場合」という漢字熟語は和製日本語で、『漢語外来詞詞典』(中国で出版された外来語辞書)にも収録されている、我々日本人の誇るべき言葉です。和製漢語の中には例えば「建築」のように朝鮮語・ベトナム語文化圏でも使用され、その使用人口は英語使用人口より多く、「アーキテクチャー、アーキテクト」などと日本人が発音するのは滑稽でさえあります。
「立場」なども和製漢語です。最近は「スタンス」などというのが流行しています。誠に残念な現象・風潮と言わざるを得ません。

私の愚痴・独り言として読んでください。

変わる流れと守る力 削除/引用
No.44-2 - 2013/10/26 (土) 23:02:15 - oyanagi◆t0YRevJB
MOMOIさん、こんにちは。管理人のoyanagiです。

私は言葉は変わるべきときには変わると思うので、一時的な流行や若者言葉などには特に目くじらをたてるほうではありません。その中で外来語としてのカタカナ語も使われるべきものは使われていくだろうという考えですが、そこには当然変わる流れと守る力の働きがあって、という前提があります。

カタカナ語の氾濫を問題視する流れは決して新しいことではありません。最近でも文化庁の国語に関する世論調査(24年度)でも扱われています。
http://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/yoronchousa/h24/pdf/h24_chosa_kekka.pdf

「カタカナ語の使用が多いと感じる人」は増加傾向にあり、逆に感じない人は減少傾向にあるようです。意味が分からなくて困ることがある人も年齢が高くなるにつれて多くなる傾向も見てとれます。興味深いのは最後の設問で、このような状況を好ましいと感じるかという質問に対して、「そうだ」と「そうは思わない」がどちらもやや減少して「別に何も感じない」というのは10ポイント上昇したことです。「守る力」はこのような無関心(無感覚?)のせいで弱くなっていると言えるでしょうか。

さて、本題の「シチュエーション」ですが、これは英語のsituationをカタカナにしただけなので、(意味のずれはあったとしても)和製英語ではなく、単にカタカナ語と呼ぶべきものでしょう。通常、和製英語は元々英語にはなかった語を指します。例)ガードマン(英語にはguardmanはない)

それはそれとして、NHKのアナウンサーともあろう人がシチュエーションを頻繁に発しているのは、ご指摘のように嘆かわしい状況と言えるかもしれません。
ただ、言語を扱う研究者としてあえて、そのように「させている」要因を推測すると、まさにシチュエーションにあるのではないかと思います。つまり、野球というスポーツという「場」において、好まれて使われる表現なのかもしれません。野球のようなスポーツにはご存知の通りカタカナ語があふれています。そのような「場」で、アナウンサーもつい(?)使ってしまうのかもしれません。これがもし「相撲」の実況だったら、苦情の電話がかかってきたのかもしれません。

最後に、シチュエーションの「運命」ですが、手元の小型辞書では『新明解国語辞典6版』(三省堂)、『明鏡国語辞典2版』(大修館書店)は「シチュエーション」を見出し語として挙げていて、面白いことに新明解の例文の一つが野球です。
----新明解より抜粋----
[野球で]ランナーがいるときかどうかなど、シチュエーションによって投球が大きく変わる」
----------------------
語の定義ではそのユニークさが有名な新明解ですが、例文もなかなか面白いものがあるようで、この野球の例文もその一つなのか、それとも現代の用法を反映しているのか・・・。なお、この例文が採用されたのは、第5版(2003年発行)からのようです。

以前、大学院で勉強していたころ、ある学生が外来語の「ケース」について調べていました。事例のような意味で「ケース」が使われ始めたころも、「なぜ外来語を使うのか!?」という批判があったかどうかわかりませんが、このカタカナ語はすっかり市民権を得たようです。これと同じ運命をたどるのか、そうならないのか、それは「変わる流れと守る力」の力関係が決めるでしょう。
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