NHKスポーツアナ、森中直樹さんといえば、一流のはずです。所が
MLB野球放送時、和製英語"シチュエーション(situation)"を頻繁に使用していました。「この場合は」「この場面では」「この状況では」という言葉で十二分のはずです。
アナウンサーは次のことに注意してもらいたいと、熱望します。
1)カタカナ英語シチュエーションを用いなければならないという理由は全くないといえるのではないでしょうか。
2)「シチュエーション」と日本人が発音した場合それを聞く、英米、カナダ、オーストラリアなど英語を母国語としている外国人には、situationとは聞き取れず、意味が通じないということを自覚しているのでしょうか。
3)日本の子供、日本語を学ぼうとする外国人には不必要な負担になっているといえます。その弊害に対し、社会的責任を担っているという自覚がないのではないでしょうか。
「場合」という漢字熟語は和製日本語で、『漢語外来詞詞典』(中国で出版された外来語辞書)にも収録されている、我々日本人の誇るべき言葉です。和製漢語の中には例えば「建築」のように朝鮮語・ベトナム語文化圏でも使用され、その使用人口は英語使用人口より多く、「アーキテクチャー、アーキテクト」などと日本人が発音するのは滑稽でさえあります。
「立場」なども和製漢語です。最近は「スタンス」などというのが流行しています。誠に残念な現象・風潮と言わざるを得ません。
私の愚痴・独り言として読んでください。 |
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