oyanagiさん、お久しぶりです。
日本語は格助詞を間違わなければ事実を正確に伝えられるので、述語を最後に持ってくる以外は比較的語順は自由だといわれます。それでも、標準的な語順があって、どうもそれを見ると、述語との結びつきが強いものほど述語の近くに置かれますね。
例えば、「行く」と行ったら、「〜へ」が一番結びつきが強いので、
A:友達と 電車で ディズニーランドへ 行く。
が標準的な語順で、「どこへ」の部分が「行く」の一番近くに置かれています。
話し言葉では、この語順のままでも、例えば、「友達と」を強く言えば、そこを強調することができますが、書き言葉では、それができません。もちろん、文型を変えて、
電車でディズニーランドへ(一緒に)行ったのは、友達(と)だ。
にすれば、強調が際だちますが、そこまでしないで、標準的な語順を崩して、
B:電車で ディズニーランドへ 友達と 行く。
というように、強調したい部分を述語の直前に持ってくることもできますよね。わたしは、AとBを見比べると、明らかに「友達と」が強調されているように感じます。いわば、文の焦点じゃなかったものが、述語のすぐ近くに来ることで「焦点化」されるのではないでしょうか。
でも、こういうことはわたしが調べた限りどこにも書かれていないので、自分の感覚がおかしいのだろうかという不安があって、ご相談させていただきました。 |
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