こんにちは。
「〜に伴って」は、前後に変化を表す表現が来ないといけませんね。確かに「なります」だけでも変化を表しますが、私の語感では1も2もこの文末では、落ち着きが悪い感じがします。「なってきました」とか、「なるでしょう」あたりにすると、落ち着きます。
さて、3の文がなぜ不自然なのかを他の例文で考えてみます。(「テレビの筐体」というものが私にはよく分からないので)
1.より薄くて丈夫な鋼が開発されるのに伴って、自動車の軽量化が進んだ。
2.より薄くて丈夫な鋼の開発に伴って、自動車の軽量化が進んだ。
3.鉄鋼メーカーがより薄くて丈夫な鋼を開発するのに伴って、自動車の軽量化が進んだ。
この3は、前件が他動詞文ですが、その行為の主体もきちんと述べているので全体できちんと「変化」を述べた文になっていると思います。たなえさんの挙げていらっしゃる3の例文の前件は、行為主体がないのでそれが変化であると捉えにくいから不自然なのではないでしょうか。 |
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