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敬語の使い方 スレッド削除
No.29-1 - 2008/12/29 (月) 10:06:24 - Kaori
古い掲示板から、社内での敬語の使い方に関して「会社内での敬語(課長のことを部長に話すとき)」を拝見しました。その本文に「部長、課長が今日は社には戻らないと申していました。」という言い方も一例として紹介されてますが、別のビジネス敬語に関するウェブサイトなどでは、これをウチとソトの違いを表現するためにも使うとのことでした。すなわち、上記の例の中では、話者が自分の同じ部署の課長と部長に話す場合なのですが、話者が自分の部署の課長を話題とし他部署の部長に報告する場合に「申す」を使って、ウチの課長とソトの課長の立場を分ける場合もあるとのことなのです。これは話者が自分の部署の課長を話題として他部署の課長に報告する場合も同じだとのことです。
当方、最初に勤めた会社が誰にでも役職名をつけず「さん」付け、同じ事業所内の人間は全てウチという会社に勤めておりました。他にいくつかの会社に転職し、どれもかなり大きな会社だったのですが、自分の部署と他部署で敬語におけるウチとソトを分けるという習慣には一切触れることがありませんでした。
こういう場合は、どのように理解したらよいのでしょうか。会社ごとの決まりによりということなのでしょうが、長らく海外に住んでおりますので、最近の敬語が使い方も分からなくなってます。日本語の質問というより、ビジネス敬語に関しての様で恐縮ですがアドバイスをお願いします。
 
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(無題) 解決済み 削除/引用
No.29-3 - 2009/01/10 (土) 07:21:30 - kaori
丁寧なお答え、どうもありがとうございました。
後で敬語について、色々調べてみたのですが、インターネット上にかなり掲載されている「正しい敬語の使い方」のようなページや2007年発行の「敬語の指針」を拝見してみたところ、やはり同じような例について指摘しているものがあり、それによると「会社によってはどのような役職でも「さん付け」のところがありますので、職場環境や個人の解釈による敬語の使い方の違いも考えられるでしょう。」といったような説明がありました。インターネットの何でも質問コーナーのようなところを見ても、転職後に、新しい会社で敬語の使い方に戸惑ったり、使い方がおかしいと指摘されたという人の投稿がいくつかありました。

人あっての言語 削除/引用
No.29-2 - 2008/12/30 (火) 21:07:23 - oyanagi◆t0YRevJB
kaoriさん、こんにちは。サイトの管理人のoyanagiと申します。

今回いただいたご質問は敬語についてですが、この問題は言語一般にかかわることですので、それについて少しだけ私の考えを書かせていただきます。

表題のとおり、(自然)言語は「人あっての言語」であり、結局は「その人がそれをどうみるか」ということが重要なんだろうと思います。その中で敬語の使い分けを考えると、確かに「ウチとソト」で表現を使い分けることが一応「規則」のように言われることがありますが、この規則も人工的に作ったものではなく「文化・慣習」の一つです。そしてその「文化・慣習」を作り上げているのが人間です。

「ウチ」とは何かと聞かれれば、その説明は「家族」だったり「会社」だったりするわけですが、それは「文化・慣習」を目に見える形で示しているにすぎません。根本的には「家族の一員」と“みる”こと、「同じグループの一員」と”みる”こと、という人間側の捉え方が重要です。

そう考えれば、「同じ会社内で部署が異なる場合にどのような敬語を使うべきか」という問題も、根本的な部分では、二者の関係を“どう見るか”ということで決まると言えると思います。慣習であるということは、一つの会社が「社風」を作り上げると同じように、そこにはそこの言語文化がある場合もあるでしょう。ですから、同じ会社でも部署間でウチとソトを使い分ける」ことについても、そのように実践されている会社があっても不思議ではないし、そんなことをしていない会社があっても不思議ではありません。

さらに、個人レベルで考えても、話題になっている人物と話し相手と話し手の関係はどうなっているのか、肩書きではなく実力の差ではどういう関係になっているのか、など様々な要因によってどのような敬語が(その時のその場に)最もふさわしいかが決まるでしょう。

個人的には敬語の形式は複雑化よりも簡素化の方向に向かっているのだろうと思いますが、根本的なところでは、話し手が「それをどうみるのか」という点が根本にあることには変わりがないと思います。残念ながら日本全体で「同じ会社内の部署間でのウチソトと敬語表現の使い分け」の実態はわかりません。もしこれについて何か資料、文献などをご存じの方がいらっしゃったら、投稿をお願いしたいと思います。

敬語の使い方 削除/引用
No.29-1 - 2008/12/29 (月) 10:06:24 - Kaori
古い掲示板から、社内での敬語の使い方に関して「会社内での敬語(課長のことを部長に話すとき)」を拝見しました。その本文に「部長、課長が今日は社には戻らないと申していました。」という言い方も一例として紹介されてますが、別のビジネス敬語に関するウェブサイトなどでは、これをウチとソトの違いを表現するためにも使うとのことでした。すなわち、上記の例の中では、話者が自分の同じ部署の課長と部長に話す場合なのですが、話者が自分の部署の課長を話題とし他部署の部長に報告する場合に「申す」を使って、ウチの課長とソトの課長の立場を分ける場合もあるとのことなのです。これは話者が自分の部署の課長を話題として他部署の課長に報告する場合も同じだとのことです。
当方、最初に勤めた会社が誰にでも役職名をつけず「さん」付け、同じ事業所内の人間は全てウチという会社に勤めておりました。他にいくつかの会社に転職し、どれもかなり大きな会社だったのですが、自分の部署と他部署で敬語におけるウチとソトを分けるという習慣には一切触れることがありませんでした。
こういう場合は、どのように理解したらよいのでしょうか。会社ごとの決まりによりということなのでしょうが、長らく海外に住んでおりますので、最近の敬語が使い方も分からなくなってます。日本語の質問というより、ビジネス敬語に関しての様で恐縮ですがアドバイスをお願いします。
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