osakaさん、勉強部屋掲示板へようこそ。
教える際に、その国の言葉で何にあたるかを教えてあげることは、「日本語を日本語だけで説明する」ことより効果的な場合もあります。ご質問のケースですと、学習者は趣味の一環として勉強されていて、初心者ということですから、そのような手段を使ったほうがかえって理解が得やすいでしょう。
ただ、「日本語のXは、韓国語のAですよ」と教える、リスクもあります。特に、そうならないものが少なくない場合、学習者は勢い余ってへんな日本語をどんどん作りかねません。
ご質問の「りんごをください」の「を」は「動詞の目的語」のように使う「を」ですね。
(「〜を食べる」「〜を見る」)この場合は、ほとんど韓国語の「ウル・ルル」と重なりますから、初級なら、同じですよと言ってあげていいと思います。
その上で、(どの国の言葉でも100%同じということはないことはわかってもらえると思いますから、)初級で誤りやすい点を(適当な時期をみて/もちろん同時でもかまいませんが)教えてあげるのがいいでしょう。以下、私の知識として持っているものですが、中級、上級になればもっとあるかもしれません。
(1)韓国語では「〜ウル・ルル+動詞」と言うけれども、日本語では「〜に+動詞」という場合。
例:「〜に会う」「〜に乗る」「〜に似ている」など
(2))韓国語では、普通「〜ウル・ルル+動詞」と言うけれども、日本語では、普通「〜が+動詞」と言う場合。
「〜が分かる」「〜が好きだ」「(英語)ができる」「〜がほしい」
※これは日本語の文法では、「私が〜する」の「が」とは違って、<対象>をあらわす「ガ」と呼ばれているものです。
以上ですが、どうぞ参考になさってください。 |
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